本文へ進みます

ラグビーヘッドライン

ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機ジュビロの公式発表、試合案内、メディア出演情報、トピックスなど、最新情報をお知らせします。

ラグビーヘッドライン 各試合の速報や記者会見、そしてラグビー活動の現場から最新情報をお伝えします。

2010年2月13日

木曽選手 ミニインタビュー 中編

 木曽選手ミニインタビューの中編です。2003年度から始まったトップリーグについて語ります。7シーズン戦いつづけるアスリートの率直なコメントをお楽しみ下さい。

Q.2009年度のチームは若返りが進んだチーム編成でした
木曽「30代の選手が僕と高木さん(重保選手)の二人に。責任感が重くなったシーズンでした。チームとしては若返った分、経験が浅い選手が多くなりました。味方選手のアクションに対するリアクションに経験の浅さを感じました。やはり一日一日の練習の大切さ、その積み重ねの重要さを感じた年でもあります」

木曽「昔が良かった、というつもりはありませんが、偶然、先日、子供が2004年のトップリーグのDVDを再生して。それを見たら、FW(フォワード)は全員日本人選手の頃のヤマハでした。勝又さん、久保さん、本間さん、澤田さん...一人一人の仕事量、激しさ、タックル、すぐに起きてボールにからむ速さ...基本プレーのレベルが高い集団でした。あの頃に比べると、まだまだ今のチームは成長する余地が多分にあると思いますし、成長できるメンバーが集まっているとも思っています」

Q.トップリーグ元年から7シーズン、レベルは右肩上がりに感じますか?
木曽「確実にレベルは上がっています。今年感じたのは、どのチームを相手にしても、一つも気を抜ける試合がなかったこと。トップリーグ当初の頃は、一つ二つは簡単に勝てる試合がありました。特に2009年度はヤマハに限らず、どのカードも簡単な試合がありませんでした。その意味において、トップリーグは成功していると思います」

木曽「それから勝ち点制の面白いリーグになってきたとも感じます。ただの勝敗だけでなく、ポイントを取れるか、与えないか、そうした駆け引きも年々出てきています。それから、何といっても選手のゲームの流れを読む力が上がってきています。昔に比べてキックが多い試合も増えている傾向にありますが、実は判断力が必要。セオリーに忠実なだけでなく、個々の判断力が高いチームが上位にいますね」

Q.判断力を養うには?
木曽「これも経験を積むことが一番だと思います。試合に出場することで選手が伸びていく。海外のトップ選手と対戦することや、チームにいる世界のトップクラスの選手と練習することで、多くの日本人選手が成長していると思います。三洋電機戦では、蹴りあいになった場面で、三洋の選手は蹴り返さずにカウンターで仕掛けてきたりと咄嗟の判断でヤマハのディフェンスの薄いところを狙ってきました。判断力の高いチームでした」

<後編につづく>

2009年

リポート写真を拡大する

リポートの写真は、クリックすると大きく表示されます。

ページ
先頭へ