2012-2013年度トップリーグ 第2節

開幕2連勝でいざヤマハスタジアムへ！

第2節はNTTドコモ（以下、ドコモ）と対戦。前半開始3分、五郎丸選手のペナルティゴール（以下、ＰＧ）が決まり3-0と先制点を奪い、6分にはラインアウトからモールを形成し、「相手のディフェンスが一人だったので、迷わずに行った」と右隅にフォラウ選手が飛び込んでトライ、8-0とリードを広げる。しかし13分にドコモにＰＧを決められ8-3に。

　流れが傾きかけた時間帯に、宮澤選手が相手ミスボールを拾い、すぐに右に展開し、中園真司選手がトライを決め、五郎丸選手のゴールも決まり15-3と流れを呼び戻す。その勢いに乗り、直後のキックオフからのボールをヤマハＦＷがしっかりキャッチすると、再び中園選手が右タッチライン際を快走してトライ。右端からのゴールも五郎丸選手がしっかりと決めて22-3と引き離した。しかし40分、五郎丸選手が危険なプレーによりイエローカードで一時退場に。ドコモにＰＧを決められ、前半は22-6で終了した。

　後半、最初の10分間は五郎丸選手がいないためヤマハは1人少ない状態でスタート。4分にドコモのガード選手にこの日3つ目のＰＧを決められ22-9に。しかし8分、ヤマハＦＷがスクラムで奮起。相手ディフェンスを下げたところで、大田尾選手からのパスを受けたサウ選手が突破。タックルを受けたところに、すかさず矢富選手がボールをひろい、そのまま25m走りきって右隅にトライ、27-9とリードを広げる。

　五郎丸選手もピッチに戻り、23分、ヤマハボールのラインアウトからモールを押しこみ岸直弥選手がトライ、五郎丸選手のゴールも決まり、34-9としゲームを確実のものとした。さらに36分には中園選手と交代して入った曽我部選手がキックでボールをころがし、五郎丸選手がそれを拾うと、勢いよく走りこんできた徐選手にパス。徐選手の今季初トライが決まり、最後は五郎丸選手のゴールも成功、41-9で開幕2連勝を鈴鹿で飾った。

　試合後、清宮監督は「こだわりを見せなくてはならない場面もあったが、前半3トライ、後半3トライ、さらに相手をノートライに抑えたのは素晴らしい。連勝でホームに帰ることができ、多くの地元ファンがヤマハスタジアムに応援に駆けつけてくれるだろう。」とホーム初戦の盛り上がりに向けて舞台が整ったことを素直に喜んだ。

画像：終始、FW戦で優位を維持。ボールを持つのは今季活躍が目覚しい西選手。