2012春季練習試合 第5戦

コリンズ選手がハットトリック

　5月19日以来の地元・大久保グラウンドでの春季練習試合となった対豊田自動織機シャトルズ（以下、豊田織機）戦は多くのファンがかけつける中、午後2時にキックオフ。

　前半は豊田織機に攻め込まれる時間帯が続く。豊田織機は調選手を中心にゲームを組み立てる。防戦の一方の展開になるが、前半18分にプロップ岸選手の好タックルから相手ミスを誘い、豊田織機陣に。前半30分にスクラムサイドからフォラウ選手がボールを持ち込み、最後はサポートしたコリンズ選手が右隅に先制点となるトライを決めた。

　後半に入り、ヤマハは日野選手、大戸選手、青木選手、工藤選手、伊東（力）選手ら新人を投入。4分に相手反則から得たペナルティーをフォラウ選手が迷わず突進。ラックからコリンズ選手が相手ディフェンスを突破してトライ。遠藤選手のゴールも決まり12-0とリードを広げた。

　8分にはヤマハFWがモールを押し込むパワープレーでコリンズ選手がこの日3つ目となるトライを決め、右端からのゴールを遠藤選手が成功させ、19-0と追加点を奪う。

　23分に新加入のオリビエ選手がカウンターアタックから大きくゲインするも、その後のラックから出たボールをヤマハがパスミス。転がるボールを豊田織機の田原選手にドリブルでインゴールまで運ばれてトライを与え19-7となる。

　31分に豊田織機のラインアウトボールを青木選手がキャッチし、バックスに展開。ラックで相手選手にボールを奪われたものの、プレッシャーをかけたトーマス選手がボールを奪い返し、ゴールポスト中央にトライ。遠藤選手のゴールも決まり、26-7と勝負を決めた。

　このまま終了かと思われたが豊田織機が執念を見せ、ラストワンプレーで右隅にトライし、26-12でノーサイドとなった。