2012春季練習試合 第3戦

ディフェンスが機能、ホンダに得点を与えず完封勝利

　春季練習試合の第3戦目は三重県ラグビーフェスティバルのメインゲームとして、東海地域のライバルチーム、ホンダヒートとの対戦となった。

 午後1時にホンダのキックオフで試合が開始。ＦＷで前にでるヤマハに対し、細かいパスでスペースを作るホンダ。両チームともゴール前までボールを持ち込むも決定力を欠き、前半25分を過ぎても無得点の状況が続いた。

 27分にホンダＢＫにプレッシャーを与えたヤマハは相手のパスミスを誘い、徐選手の胸にボールが渡り、20ｍ走りきって中央にトライ。越村選手のゴールも決まり7-0と先制点を奪う。37分に自陣からアタックを仕掛け、宮澤選手が大きくゲイン。コリンズ選手や河本選手らがつなぎ、最後はセンターに入った遠藤選手が相手を振り切ってトライ。14-0で前半を終える。

　後半に入り、ヤマハは三村選手や日野選手など若手ＦＷを投入。開始直後からＦＷがホンダのゴールに迫り、2分にラインアウトからのボールを持ち込みトーマス選手がトライ。19-0とリードを広げる。

　13分にホンダの反則から池町選手がすぐに仕掛け、この日は攻守共にリズムを作った宮澤選手がホンダゴール前にボールを持ち込み、ラックから徐選手が中園選手へ鋭いパスを放ち、中園選手が右隅にトライ。右端からのゴールを遠藤選手が決めて26-0と勝負を決める。

　ホンダもソーイアロ選手を中心に果敢にアタックを仕掛けてくるが、西選手やコリンズ選手らが激しいタックルを見舞う。残り10分は攻め続けられる我慢の時間帯となるが、湧き出るようなディフェンスでホンダに隙を与えず。逆に、試合終了のホーンが鳴ってから、ヤマハがボールを奪い返し、新人の伊東選手が右隅にトライ。難しい位置のゴールを遠藤選手が決め、33-0でホンダを無得点に抑え、今季初となる完封勝利を鈴鹿の地にて飾った。

※画像は攻守の要、宮澤選手