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2008-2009年度 トップリーグ 第3節

2008-2009年度 トップリーグ 第3節:近鉄ライナーズ戦の結果をご報告します。

2008-2009年度 トップリーグ 第3節

9/23(火) 15:00

近鉄花園ラグビー場

ヤマハ発動機ジュビロ 43

前半 30-13
後半 13-24

37近鉄ライナーズ

試合画像

試合レポート

9月21日(日)に予定されていた、ジャパンラグビートップリーグ第3節、近鉄ライナーズ戦。ところが、試合開始直前に天候が急変。30分間様子を見る間に、トップリーグ事務局、両チーム監督、レフェリーが協議し、回復が見込めないと判断。トップリーグ開幕から6シーズン目、初めて雷の影響による試合順延が決定。2日後の23日(火・祝)に開催となった。関西社会人リーグ時代から良きライバルとして好ゲームを繰り広げてきた近鉄ライナーズとの公式戦は、2004-2005シーズン以来。試合を楽しみにしていたサポーターから送られる熱い声援が響く花園ラグビー場は、ヤマハジュビロのキックオフで前半が始まった。

前半6分、ヤマハジュビロの反則から得たペナルティゴールを決め、近鉄が先制。しかしその直後、サウ選手のヤマハジュビロ初トライ、五郎丸選手のゴールキックで逆転。このトライを皮切りにヤマハジュビロの猛撃が始まった。前半10分、マッコイド選手が相手を引きつけて五郎丸選手にボールをつなぎ、そのまま左中間へトライ。ゴールキックも確実に決め、ゲームの流れを引き寄せる。チーム一丸となった強い気持ちを感じさせる接点の激しさが近鉄にプレッシャーをかけ、ペナルティゴールが狙える位置は確実に得点を重ねながら徐々にリードを広げる。前半24分、近鉄に1本トライを返されるものの、26分にマッコイド選手のトライ、36分には五郎丸選手のペナルティゴールが決まり、前半を30-13で折り返す。

後半開始早々2分、13分と近鉄に連続トライを決められ、一気に3点差に迫られる。その流れを変えたのは後半18分、パスを受けた中園選手がディフェンスの背後にキックを転がし自らキャッチしてトライ。「ボールしか見えていなかった」という中園選手。五郎丸選手のゴールキックが成功。その後22分、34分とヤマハジュビロがペナルティゴール決め、43対34に。しかし残り4分のところで近鉄がペナルティゴールを成功させ、43対37に迫られる。ラストワンプレー、ヤマハジュビロは決死のディフェンスでゴールラインを守り切り、ノーサイド。

「いいボールを出してくれた仲間に感謝」と佐藤選手。安定したセットプレー、能力の高いバックス陣、それぞれがまとまったチーム一丸の強さが本物かどうか。再開後の初戦、横河電気戦で、その真価が問われることになるはずだ。

(文:清水良枝)


堀川監督コメント
磐田からお越しいただいたファンの皆様に感謝申し上げます。また、素晴らしいゲームをさせていただいた近鉄さんにも感謝しています。前半はボールを動かすゲームプラン通りの戦いができましたが、後半は自分達のミスから受けに回ってしまいました。2連敗のあと今日、勝ち点5を取れたことにつきましては、非常に満足しています。ただ、反省点も多くあります。この3週間の中でフィットネスも含め、しっかりとやっていきます。

山村選手コメント
2日間延期になった日程にも関わらず、お越しいただいたファンの皆様に感謝しています。勝ち点5は嬉しいことですが、後半はミスが重なってしまいました。反省は各自ありますので、それぞれ修正し、次の試合に臨みます。

後半18分、トップリーグ初トライをあげた中園選手
第2節は後半からの出場でしたが、今日は試合前の準備から最高の状態で試合に臨みました。後半、流れが悪かったので絶対にトライを取ってやるという気持ちでした。初トライ、嬉しいです。ノーサイド直前のディフェンスは、自分の後ろがいなかったので本当に必死でした。
(最後は中園選手と近鉄の選手の1対1に。中園選手が相手をタッチに出し、試合終了となった。)

試合詳細、メンバー

ヤマハ発動機ジュビロ
1 高木 重保
2 加藤 圭太
3 山村 亮
4 石神 勝
5 ルーベン・ソーン
6 久保 晃一
7 本間 俊治
8 木曽 一
9 佐藤 貴志
10 大田尾 竜彦
11 中園 真司
12 マレ・サウ
13 グラント・マッコイド
14 五郎丸 歩
15 松下 馨
16 北川 喬之
17 野中 大輔
18 八木 鉄兵
19 デーリック・トーマス
20 岡 健二
21 三角 公志
22 徐 吉嶺
交替・入替
種類 時間 背番号
入替 後半 15分 12 → 21
入替 後半 17分 7 → 19
交替 後半 22分 21 → 22
入替 後半 26分 9 → 20
入替 後半 34分 4 → 18
入替 後半 39分 13 → 16
前半
3 トライ 1
3 ゴール 1
3 ペナルティG 2
0 ドロップG 0
30 合計 13
後半
1 トライ 3
1 ゴール 3
2 ペナルティG 1
0 ドロップG 0
13 合計 24
43 合計 37
近鉄ライナーズ
1 石田 大起
2 重枝 孝二
3 成 昂徳
4 袋井 隆史
5 ルーク・トンプソン
6 佐藤 幹夫
7 赤井 大介
8 タウファ 統悦
9 金 ●元(●は吉2つ)
10 重光 泰昌
11 四宮 洋平
12 ジェフリー・イエロメ
13 アンドリュー・マイレー
14 角濱 嘉彦
15 坂本 和城
16 塩見 圭大
17 中村 勇輔
18 ルアタンギ 侍バツベイ
19 ルア・ロコツイ
20 佐久間 隆
21 大隈 隆明
22 ジェームス・ヒルゲンドルフ
交替・入替
種類 時間 背番号
入替 後半 22分 3 → 17
入替 後半 22分 4 → 18
入替 後半 22分 7 → 21
入替 後半 34分 2 → 16

得点経過

前半 チーム 選手 種類 得点
ヤマハ-近鉄ライナーズ
6分 近鉄 重光 泰昌 PG 0-3
8分 ヤマハ マレ・サウ T 5-3
9分 ヤマハ 五郎丸 歩 G 7-3
10分 ヤマハ 五郎丸 歩 T 12-3
11分 ヤマハ 五郎丸 歩 G 14-3
16分 ヤマハ 五郎丸 歩 PG 17-3
20分 ヤマハ 五郎丸 歩 PG 20-3
24分 近鉄 重光 泰昌 T 20-8
25分 近鉄 重光 泰昌 G 20-10
26分 ヤマハ グラント・マッコイド T 25-10
27分 ヤマハ 五郎丸 歩 G 27-10
36分 ヤマハ 五郎丸 歩 PG 30-10
40分 近鉄 重光 泰昌 PG 30-13
後半 チーム 選手 種類 得点
ヤマハ-近鉄ライナーズ
2分 近鉄 アンドリュー・マイレー T 30-18
3分 近鉄 重光 泰昌 G 30-20
13分 近鉄 重枝 孝二 T 30-25
14分 近鉄 重光 泰昌 G 30-27
18分 ヤマハ 中園 真司 T 35-27
19分 ヤマハ 五郎丸 歩 G 37-27
22分 ヤマハ 五郎丸 歩 PG 40-27
31分 近鉄 角濱 嘉彦 T 40-32
32分 近鉄 重光 泰昌 G 40-34
34分 ヤマハ 五郎丸 歩 PG 43-34
36分 近鉄 重光 泰昌 PG 43-37
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