関西社会人ラグビーAリーグ戦 第4戦

勢い留まることを知らず開幕4連勝!!

前節ワールド戦で接戦の末に3勝目を手にしてから1週間。チームはさらに結束力を増し、関西リーグ4試合目となる豊田自動織機戦を迎えた。10月26日（土）PM2時、曇った空の下の豊田市運動公園陸上競技場、この日ヤマハは翌日からの国体出場のため高知へ向かったメンバーを欠いての戦いとなった。
　試合開始早々からボールを支配し自分たちのペースを掴むヤマハ。得点が動くまでの時間は磐田からの応援団も、先制する瞬間を今か今かと待ちわびていた。そして10分、その瞬間がやってきた。敵陣ゴール前5m右ラインアウトからモールをつくった重量FWが一気に押し込みPR木原がトライ。続いて13分には自陣でボールを持ったWTB永本が快速を活かし見る見るうちに敵陣へ。そして22m中央付近にできたラックからSH村田が右へ展開、新人SO中村（大）、WTB西村とパスが渡り最後はFB四宮が右中間にトライを決めた。まずは幸先よくFW、BKそれぞれが持ち味を発揮した。
　20分には織機の素早いパス回しから、自陣ゴールラインぎりぎりまで攻め込まれる場面があったが、ヤマハはコミュニケーションのとれた絶妙なディフェンスで落ち着いて凌いだ。そして再び攻撃へと繋ぐ。29分に敵陣中央22mライン付近のラックから左へ展開、CTB今利からパスをもらったWTB四宮が再びトライ。32分にも自陣右中間10mライン付近のラックからSH村田、WTB永本と右に展開され、内に走りこんできたFB四宮へとパスが通ってトライ。
　さらに終了間際、敵陣ゴール前右10mのラインアウトからできたモールは一気に加速。HO中林が右中間に飛び込んだ。5トライをあげたヤマハは前半、織機をノートライに抑えて後半へ挑んだ。
　しかし後半開始3分、先制したのは織機だった。自陣でのラックを右へ展開されトライを許す。さらに9分にも追加点を許し、一時は25-14とされる。後にメンバーが口を揃え「この2トライが非常に悔やまれる」と語った。
　息を吹き返したヤマハは、13分に敵陣ゴール前5m中央でペナルティをもらう。FL久保からパスをもらったのは後半から出場のWTBソトゥトゥ。敵のディフェンス3人を引きずりながらゴール右へトライ。16分にも敵陣ゴール前のラックからHO中林がライン際を突破。そのボールを再びWTBソトゥトゥが拾い右隅に飛び込んだ。さらに21分、自陣中央10mライン付近からBKの見事なパス回しであっという間に敵陣へ、最後はCTB今利が右中間へトライ。また24分には敵陣22mライン付近右のラックから、SH村田がショートパントをあげ、再びしっかりキャッチの技ありトライを決めた。その後も36分、42分と今試合だけで通算5トライをあげたFB四宮のトライが決まったところでノーサイド。ヤマハは65-14で関西リーグ単独無傷4勝目をあげた。