HSBCアジア五カ国対抗2009 日本代表対韓国代表戦
5月16日(土)、近鉄花園ラグビー場にて「HSBCアジア五カ国対抗2009第3戦...
HSBCアジア五カ国対抗2009 日本代表対韓国代表戦
5月16日(土)、近鉄花園ラグビー場にて「HSBCアジア五カ国対抗2009第3戦 日本代表対韓国代表」がおこなわれました。
あいにくの雨にもかかわらず、3389人の観客が見守る中で始まった試合は、前半6分に日本代表SOウェブ選手のトライで先制すると、直後の8分に、SOウェブ選手のキックをWTB五郎丸選手が追いかけ、インゴール右隅に押さえトライ。韓国は立て続けの失点に、この日、主将として出場したヤマハ発動機ジュビロの朴誠球選手が円陣で檄を飛ばします。日本のミスを誘い前半18分にDGを決め12-3と詰め寄るも、その後はリズムを取り返した日本が33-3と大きくリードします。
試合 五郎丸選手のトライ直前
後半開始直後、日本はノーホイッスルトライで追加点を重ね、勝負を決定付けました。五郎丸選手は後半26分に退きましたが、同24分に矢富選手、同29分に大田尾選手が大きな拍手に送り出されピッチに姿を見せました。積極的な仕掛けを見せる矢富選手、ボールを動かす大田尾選手と、短い時間ながらもそれぞれの持ち味を発揮し、勝利に貢献。80-9と大差をつけて勝利した日本代表は最終戦を待たずに優勝し、見事大会2連覇。
一方、敗れた韓国代表の中で朴誠球選手は80分フル出場し、強いリーダーシップを見せました。試合後、朴選手について質問を受けた大田尾選手は「すごく頑張っていた」とヤマハのチームメイトを賞賛していました。
日本代表は23日におこなわれるシンガポール戦へ向け17日に現地入り。今大会の試合を全て終えた韓国代表の朴誠球選手は、間もなくヤマハへ合流します。
(文責:清水良枝)
試合 朴選手のスクラム
試合 矢富選手
試合 大田尾選手
各選手コメント
大田尾竜彦選手コメント
今日は、ソング(韓国代表・朴誠球選手)がすごく頑張っていたのが印象的でした。自分としては、ボールを動かそうと心がけ試合に臨みました。短い時間でしたが、それなりに良かったと思います。今はチャンスを貰っている段階、長い時間出場した時に、しっかりプレーできるよう、やっていきたいですね。僕らは日本代表で頑張っています。ヤマハも、6月からオープン戦が始まりますので、お互い頑張っていきたいと思います。
矢富選手コメント
どんな時間帯で出場しようと、試合に臨む心の準備はできていました。前半で点差はついていましたが、自分が出てからもトライは取れたので良かったと思います。大会の優勝は、アジアで勝つことは当たり前なので、次を見据えて進んでいきます。ヤマハのメンバーは今、しんどいことをやっていると聞いています。ヤマハのみんなに負けないように、自分の成長を伝えられるよう、頑張っていきます。
五郎丸歩選手コメント
ウィングでの出場は疲れました。周りから事前のアドバイスは、これといってありませんでしたが、今回の経験を次にいかしていきたいです。
韓国代表 朴誠球選手コメント
日本代表が多用してきたキックに対し、本来のポジションではない選手が処理にあたったよう、韓国代表は負傷者が多く、また練習時間が短いこともあって、コミュニケーションの部分がうまく取れませんでした。1番プロップで先発しましたが、プレーしていった中で、変えた方がいいと判断し、ハームタイムに相談をして、後半は2番(フッカー)にポジションを変えました。私自身、負傷の影響が少しありましたけど、ヤマハのメンバーと一緒に試合ができたことは楽しかったです。この大会が終わればヤマハへ合流しますので、これからも応援をよろしくお願いします。
試合後 集合