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ラグビーヘッドライン

2021年5月22日(土) 【退団選手コメント vol.11 ヘル ウヴェ選手】

【退団選手コメント vol.11 ヘル ウヴェ選手】 

◎ヤマハ発動機ジュビロでの現役生活を振り返って

"Hard work pays off."
しっかり頑張って努力をすれば報われる。成果が出る。

大学を卒業してヤマハ発動機ジュビロに入団をして7シーズン、今一番思うことです。

私も含めて、ヤマハは世界的に有名な選手が多くいるチームではありません。
しかし、監督・コーチが私たちが勝つためのトレーニングやプログラムを準備してくれ、プロも社員選手も関係なく、誰か一人だけに頼りっきりになることなく、絶えずみんながハードワークをし続ける、そんなチームです。
どんなに厳しいトレーニングも、誰一人手を抜くことなく、エナジーを出して乗り越える。
ファイティングスピリッツも学びました。
それができたのも、支え合えるファミリーな関係性があったからです。

グラウンドの中でも外でもみんなファミリーだったので、代表に行ってもどこにいても、いつもヤマハのことが気になりました。
素晴らしいチームメイト、素晴らしい環境、全てが最高に楽しかったです。


◎ヤマハ発動機ジュビロでのベストゲーム

ベストゲームも思い出に残る試合も本当にたくさんありますが、トップリーグ2014シーズン、ヤマハでのデビュー戦となった福岡でのサニックス戦が一番思い出深いです。
なかなかチャンスがない中、ようやくメンバーに入り、ベンチスタートだったのですが、ベンチにいる時から緊張しすぎて前半からずっと水ばかり飲んで待っていました。
後半にモセと交代をして出場をしたのですが、グラウンドに入ってからも、今度は興奮もあって、とにかく喉が渇いて仕方がありませんでした。ずっとウォーターボーイから水をもらっていた記憶があります。
後にもあんなに緊張で水ばかり飲んだ試合はありません(笑)

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また、ヤマハスタジアムの試合はどれも思い出に残っています。
いつもスタンドが満員で、グラウンドとの距離も近いので、歓声だけではなく、自分の名前を呼んで応援してくれる声もよく聞こえて、とても嬉しかったです。
ベストスタジアムです。

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◎最後に

大学を卒業してヤマハに入団し、プロプレーヤーとして成長し、結婚をして、子どもも産まれ、日本代表にもなりました。
7年間のヤマハで過ごした時間は、私の全てです。

ここで出会ったファミリーと、ここで学んだファイティングスピリットは、これからスタートするチャレンジや今後の人生において私の中で永遠に変わることはありません。
どこにいてもファミリーで、どこにいても努力し続けたいと思います。

ヤマハのチームメイトのみんな、7年間本当にありがとう。
これからもずっと私がこう感じたようなチームでいてください。

ファンの皆さん、応援ありがとうございました。
皆さんの応援が、本当に厳しい時にもうあと一歩前進する頑張りや大きなエナジーを与えてくれました。
いつも大きな声で私の名前を呼んでくれてありがとう。
ファンの皆さんもヤマハファミリーです。これからもずっとヤマハを応援してください。
そして磐田は私と私の家族にとって、これからもホームです。
また会いましょう。

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