本文へ進みます


ラグビーヘッドライン

2021年5月15日(土) 【退団選手コメント vol.4 西内 勇人選手】

【退団選手コメント vol.4 西内 勇人選手】 

◎ヤマハ発動機ジュビロでの現役生活を振り返って

学生時代、モセ・トゥイアリィ選手(現スキルコーチ)とデウォルト・ポトヒエッター選手に憧れてヤマハに行くことを決めました。共にプレーをして、モセからは現役中にコーチングも受けることができ、本当に嬉しかったです。
自分は怪我をした状態でヤマハ発動機ジュビロに入団をしたのですが、それにも関わらず、すぐに試合に出場する機会をいただき、3年目にはバイスキャプテン、その他にも公式戦でのゲームキャプテンなど、本当にいろんな経験をさせていただきました。それまでそれほどセットプレーにこだわったことがなかったのですが、長谷川コーチや田村さん(元スクラムコーチ)にはセットプレーの大切さを教わり、たくさんの挑戦をさせてもらいましたし、そんな挑戦が大好きでした。
振り返っても怪我をしていることが本当に多い現役生活でしたが、怪我をしている時こそポジティブに自分のできることにフォーカスをして、力を出せるようにしてきました。時には追い込み過ぎてしまうこともありましたが、悔いはありません。
そして良い仲間や良いスタッフ、良い人たちに出会えたことで、怪我を抱えながらもここまで続けることができたと思っています。同期の吉沢はいつも声をかけてくれて話を聞いてくれましたし、同じポジションの力哉さん、斉田さん(OB)も本当に支えてくれました。ヤマハに入って本当に良かったと改めて思います。


◎ヤマハ発動機ジュビロでのベストゲーム

ベストゲームはトップリーグ2019シーズンの開幕戦、ヤマハスタジアムで行われたトヨタ自動車戦です。この試合はプレイヤーとしてベストなパフォーマンスが出することができました。
その他にトップリーグ2017シーズンの中でゲームキャプテンを務めたNEC戦と弟(西内勇二選手)と一緒に出場したヤマハスタジアムでのコカ・コーラ戦が思い出に残る試合です。
NEC戦でのパフォーマンスは本当に酷かったのですが、その悪い経験が自分のその後マインドセットを変えてくれるきっかけになり、とても印象に残っています。
トヨタ自動車戦、コカ・コーラ戦は、共にヤマハスタジアムの試合でしたが、グラウンドとスタンドの距離がとても近く、ファンの方の応援の声が本当に良く聞こえました。また観に来てくださった職場の方々の顔まで見え本当に支えになりました。一番好きなスタジアムです。

nishiuchi_hayato_0515_2.JPG


◎最後に

ヤマハ発動機ジュビロは自分になかったものに挑戦させてくれた場所です。
これまでなかったセットプレーや形に挑戦をする中で、その挑戦を支え、一緒に挑戦してくれる仲間とスタッフがいる素晴らしい場所でした。その場所で、ただがむしゃらではなく、考えて行動すること、諦めない心、そして仲間を尊敬ではなく尊重する心の大切さを学びました。
ファンの皆様、怪我が多く、試合に出場する時間もそれほど多くなかったのですが、いろんな声をかけ続けていただき、6年間やり切ることができました。心から感謝しています。これからのステージでも自分なりに挑戦し続けたいと思います。
ヤマハ発動機ジュビロは本当に最高の場所なので、新リーグになっても、ぜひとも引き続き応援をよろしくお願いいたします。

nishiuchi_hayato_0515_3.JPG

nishiuchi_hayato_0515_4.jpg

ページ
先頭へ