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ラグビーヘッドライン

2021年6月16日(水) 五郎丸歩選手が引退記者会見

五郎丸歩選手が引退記者会見 

2021年6月14日(月)に静岡県内にて五郎丸歩選手が引退記者会見を行いました。

冒頭で、現役引退に伴うご挨拶と今後についてお話させていただき、その後、質疑応答を行う形で進行されました。

<五郎丸選手コメント>
 32年間という長い日々を、ラグビーという競技を通じて、多くの方と出会い、多くの仲間とともにプレーすることができ、幸せに思っています。また、ファンの皆様、関係者、スポンサーの方々、家族、友人など、多くの方々に支えられ、現役でプレーすることができたことを心より感謝申し上げたいと思っております。ありがとうございます。
 最終戦はピッチに立てず、自分のプレーを魅せることなく引退となりましたが、これも自分の人生だと思いますし、プロの厳しさといったものだと感じています。この悔しさというものは、次のステージの最大の活力としてやっていきたいと思っています。
 進退については、2022年の1月に開幕する新リーグにおいて、ヤマハ発動機株式会社が新たに新設するプロクラブで事業化または地域貢献の象徴として、クラブの一員としてやっていきたいと思っています。チーム名やエンブレム等の発表は6月23日に行われることとなっており、私の具体的な役職などについては、7月の初旬に正式な会見をさせていただこうと思っています。
 32年間という長いラグビー人生を多くの方々に支えていただいたことを心より感謝申し上げたいと思います。次は、選手としてではなく、マネジメントの立場としてラグビー界にしっかりと貢献していきたいと思っています。これからもご支援の程、どうぞよろしくお願いいたします。そして、今まで本当にありがとうございました。

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<質疑応答>
―ラグビー人生の中でベストプレーは
 (2015年のワールドカップの)スコットランド戦において、トライ直前の相手選手をタックルで押し出したプレーが自分の中でも大きく責任を果たせたプレーなのかなと思っています。

―今回マネジメントの道を選択した理由は
 新リーグに参戦するにあたり、新会社をつくってプロクラブとして新たな道を開拓し先駆者となっていくであろうチームの一員として、現場ではなくマネジメントでともに成長していきたいという思いが強かったです。それから、この静岡県が好きで、ヤマハ発動機が好きだというのが大きな理由かと思います。飾りだけのアンバサダーのような立ち位置ではなく、しっかり実力を積んで、最終的にはこの球団の社長になれるほどの実力をつけられるようになっていきたいと思っています。

―このクラブに魅力を感じる点は
 静岡県は、2019年のワールドカップで県を上げて全面的に協力をしてくださり、現在のエコパスタジアム聖地化の動きやラグビーに対して非常に熱を持った取り組みもプロ化に向けた一番のサポートだと思っています。そのような魅力を出せるのは唯一この静岡県だけではないかと思っております。

―東日本大震災の直後にチームで訪れた釜石の皆様へ
 2019年のワールドカップを開催するにあたり、一番の意味を持っていたのが釜石のスタジアムだったと思っています。津波の影響を大きく受けたエリアであり、日本がこれから大事にしていかないといけない歴史の中で、スタジアムが新設され、ワールドカップを開催してくれた。この成功をもって、日本ラグビーワールドカップ大会の成功に繋がるんじゃないかと常々考えていました。残念ながら予定されていた試合が一部(悪天候により)開催されませんでしたが、少なからずとも日本だけではなくて世界の方々が、釜石の方々、東北の方々に試合を通じて元気をくれたのではないかなと思っています。

記者会見の最後には、大戸キャプテンより花束の贈呈と、五郎丸選手への感謝の思いが伝えられました。

<大戸キャプテンから五郎丸選手へのメッセージ>
 ヤマハラグビー部の勝利のために、そして日本ラグビー界のために、全力でプレーしていただき、本当にありがとうございます。五郎丸さんの力強いプレーとラグビーに対する情熱は、後輩の僕たちがしっかり受け継いでいきたいと思います。本当に現役生活、お疲れ様でした。

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■五郎丸選手の退団コメントはこちら

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