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ラグビーヘッドライン

2019年10月 6日(日) 日野選手のフランス研修レポート6

スポンサーイベントの様子(日野選手撮影) 

 現在、フランスのTop14クラブ、トゥールーズに加入中の日野選手からレポート6が届きました。トゥールーズ選手の一員として活躍する様子が伺えます。元チームメイトとの再会も。お楽しみください。
(画像:日野選手撮影)

<TOP14 第5節 VSポー戦と笠原選手&オリビエ選手との再会とW杯レポート>

 ラ・ロシェルとの試合後、次節のポー戦まで1週間空きがありました。平日の水曜日に普段の練習場を離れて、トゥールーズ郊外の街で練習。そこにはたくさんのファンや地元の子供たちが集まっていました。フランスの学校は水曜日の午後は授業がないようです。練習後には選手が子供たちに教え、その後サイン会を実施しました。

 こういったプロモーション活動もトゥールーズでは多く、他にはスポンサーを集めてのスポンサーパーティーがあります。そこではウェルカムドリンクを選手たちが各ブースに分かれ作るおもてなしをしました。私の担当はリキュールをシャンパンで割ったカクテル作りで、20本近くのシャンパンを開けて、次々にグラスにカクテルを注ぎました。
選手によるウェルカムドリンク作成s.jpg

担当したシャンパンカクテルs.jpg

 スポンサー主催のイベントではサイン会や写真撮影もあり、平日からフランス人はガンガン飲む習慣があるので、平日の練習後にスポンサー主催のイベントに向かうということもあります。ホスト側なのに満足に会話できない私は大変なこともありますが、こういったイベントに参加するたびにスポンサーに支えられているプロクラブの一員なんだなと感じます。そしてどこにいってもスタッド・トゥールーザンの選手たちは人気者。その凄まじさを毎回実感します。

 週末には元ヤマハで活躍したウィングのパトリス・オリビエ選手の家に遊びに行きました。昨年まで近鉄でプレーし、今はトゥールーズから車で約2時間の街に住んでいます。彼とは同じ2012年入団で同じ年齢ということもあり、久しぶりの再会で彼の家族とも非常に楽しい時間を過ごせました。
パトリスとの再会@ぺズナss.jpg

 TOP14の試合の朝、ワールドカップ「日本対アイルランド戦」があり、クラブハウスのテレビで観戦していると、いつの間にかたくさんの選手が集まっていました。前半を終了したところで試合前のストレッチの時間となり、泣く泣くテレビを離れました。ストレッチが終わり戻ると日本が逆転しており、試合の終盤はLIVEで観戦できました。勝利後は選手やヘッドコーチ達から祝福を受け、試合前のMTGではヘッドコーチからモチベーションをあげるために日本代表の話も出るほど。日本の勝利は大きな影響を与えてくれました。

 試合の方は好調ポーを迎えての一戦。スタッド・トゥールーザンは若いメンバー中心の構成で臨みました。前半から若いBK選手たちが躍動し、得点を重ねます。守っては粘り強いディフェンスで相手をノートライに抑えます。21-9で迎えたラスト20分に途中出場をしました。そこから苦しい時間帯となり、24-23と1点差にまで迫られますが、最後は逃げ切り、ホームで勝利することができました。

 試合後はアイルランド戦直後ということもあり、日本の勝利についてのインタビューを受け、たくさんのファンから「ジャポンコングラチュレーション!」や「トレビアン!」などと声をかけられ、前回のホーム戦のホームゲームの5倍はファンに呼び止められました。同じシックスネーションズに所属するアイルランドを日本が倒したということで、日本ラグビーの価値や注目度がフランス国内でも非常に高まっていることが分かった一日となりました。

 さらに嬉しいサプライズが試合後にありました。元ヤマハで現在は日野自動車の笠原選手が奥様と観戦に来てくれたのです。試合後、一緒にスタジアムでお酒を飲み、フランスラグビー文化に一緒に触れ合いながらの再会となりました。こうしてフランスで「ヤマハファミリー」と会えるとは思わなかったのでとても嬉しかったです。
hino1006_kasahara.jpg

パーティーのイベント会場s.jpg
「試合後のパーティー会場の様子」(日野選手撮影)

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