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ラグビーヘッドライン

2019年9月24日(火) 清原選手のニュージーランド研修レポート④

タウランガの風景(撮影、清原選手) 

 ニュージーランドにて海外研修中の清原選手からのレポート第4弾です。キッカーを任命された清原選手。チーム内での実績を一歩ずつ着実に積み重ねている様子が伺えます。お楽しみください。
(画像はニュージーランドのタウランガの風景。撮影:清原選手)

<清原選手レポート④>
 今週はベイオブプレンティ州代表のスティーマーズ(STEAMERS)はノースランド(NORTHLAND)と、ベイオブプレンティの若手チームナファ(NGAWHA)はノースランドの若手チーム(NORTHLAND DEVELOPMENT)とそれぞれ試合がありました。

 土曜日にナファの試合があり、日曜日にスティーマーズの試合が行われました。今回も私はナファの15番に指名されました。

 アウェイでの試合のため、前泊でバスで5時間半の移動となりました。山道のため、バス酔いしそうになりながら、なんとか寝て、移動時間を過ごしました。トランプをしてる選手もいたり、こうした長時間の移動に慣れてるんだなぁ、と感心しました。

 今回はゴールキッカーを任されました。NZに来てからゴールキックの練習はしてなかったので少し緊張しながらの試合となりました。キックオフ直後の試合への入りが悪く、相手に攻められる時間が続きましたが、粘り強いディフェンスで得点を与えませんでした。試合の中でしっかりと修正し、自分達のラグビーを取り戻した事でゲームの主導権を取り戻し、前半をリードして折り返します。

 後半は向かい風となり、FWがスクラムとモール共に苦戦してしまい、相手に連続でトライを決められる苦しい展開になりました。そこでナファはBKで攻めようと修正し、グラウンドを広く使う展開に変えました。素早いパス回しを繰り返すと、相手のディフェンスに乱れが生じ、そこを突いてチャンスを作りだし、BKで試合の流れを呼び戻します。

 BKがゲインし続けることで、FWに勢いが戻り、ナファのFWがモールでトライを奪い返すなど、完全に試合の流れを掴むことに成功。結果は40-24で勝利しました。個人としても1トライを決め、キックは6本中5本を決めて、チームの勝利に貢献出来た試合となりました。

 帰りのバスも5時間半の移動でしたが、チーム全員でビールを飲みながら楽しく過ごせました。ヘッドコーチやコーチたちが積極的にビールを選手たちに「飲め、飲め」と勧めるところが海外らしいなと感じました。

 一方、州代表のスティーマーズですが、前半から得点するチャンスがいくつもありましたが、パスミスなど小さなミスが重なり、思うようにアタックが継続できない展開に。それでも前半を22-10で折り返し、後半に繋げます。後半、スティーマーズの11番ウィング選手が危険なプレーでレッドカードで退場処分に。しかし、1人少ない状況になりながらも、ボールをキープし続け、相手を圧倒し、結果は46-22でスティーマーズが勝利しました。今週は1位のチームも連勝したため、スティーマーズは2位をキープしています。

 今回は自分らしさをだすことができ、一日も早くスティーマーズ入りを実現させたいと、より強く思った週となりました。

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