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トップリーグ 2021 1stステージ 第6節

トップリーグ 2021 1stステージ 第6節:NTTドコモ戦の結果をご報告します。

トップリーグ 2021 1stステージ 第6節

4/ 3(土) 13:00 Kick off 大阪府 万博記念競技場

ヤマハ発動機ジュビロ

VS

NTTドコモ

33

前半 26-7

後半 7-14

21
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試合画像

【ゲームレポート】
リーグ戦も佳境に入った第6節。
ヤマハ発動機ジュビロは大阪・万博記念公園球技場で、
NTTドコモレッドハリケーンズとの一戦に臨んだ。

ここまで4連勝、好調とされるドコモを相手に、
掲げたテーマは「Go Forward」。
実にシンプルに、あらゆる局面で前に出ることだ。

どんな相手に対しても自分たちの強み、ヤマハスタイルを遂行するためには
そのことが不可欠だということは言うまでもなく、
その先に3試合ぶりの勝利があることを誰もが信じていた。

NTTドコモのキックオフで試合が開始すると、早々にNTTドコモがペナルティ。
わずか1つのプレーだが、その後のヤマハの試合序盤の戦いを後押しするようにさえ思えた。
それでも最初に自陣へテンポよく攻め込んだNTTドコモを、
LOヘルがジャッカルで阻止すると敵陣へと攻め込んだ。
ラインアウトからの連続攻撃からWTBツイタマがラインブレイク、
ラックからSH吉沢、LOヘルへと繋いで待望の先制トライ。
五郎丸のコンバージョンも決まり7-0とした。

リスタートからほどなく、この日最初のスクラムで、
これぞヤマハスタイルとばかりにペナルティを得る。
FWのみならずチーム全員が、手応えを掴んだ瞬間だったかもしれない。
その後自陣からボールを繋ぐNTTドコモに対しプレッシャーをかけるヤマハ。
12分には敵陣10m付近でのラインアウトから展開。
SO清原がゴール前へ転がしたボールをWTBトゥイプロトゥが拾って
そのまま右隅へトライ。12-0。
さらに14分には自陣からNo.8スミス、LOダグラスが
テーマの通りとばかりに「前へ」出ると、素早くBKへ展開。
FB五郎丸のラインブレイクから、WTBトゥイプロトゥへと繋ぎ、
最後はCTB石塚が押さえて3トライ目。
五郎丸のコンバージョンも決まり19-0とリードを広げた。

その後19分、自陣へと攻め込んだNTTドコモにラインアウトモールからのトライを許し
19-7とされるが、そこからしばらく互いのチャンスを潰し合う一進一退の攻防が続いた。
粘り強く攻める中、前半終了間際の37分、敵陣ゴール前でヤマハにチャンス到来。
ゴール前のラインアウトモールから、最後はPR伊藤が押さえて追加点。
五郎丸のコンバージョンも決まり26-7。

まさにヤマハスタイルで重ねたトライによってリードして前半を折り返した。

後半に入っても勢いは持続。NTTドコモの攻撃を粘り強く守り、敵陣へ。
4分、22mスクラムでペナルティを得ると、6分にはゴール前ラインアウトからの攻撃で
NTTドコモがインテンショナルノックオン、ペナルティトライを得て33-7とした。

1人を欠くNTTドコモに対し、さらにリードを広げたいところだが、
直後の8分、ディフェンスの一瞬の隙をついてNTTドコモがトライ。
さらに続く11分にもスコアを許し、33-21。

追い上げるNTTドコモの怒涛の攻撃に、途切れない我慢のディフェンスの時間が続く。
粘り強く守ってはターンオーバーから攻め返すが、なかなか追加点をあげることができず、
しばらく試合は拮抗。互いにメンバーを入れ替えての総力戦となり、試合は終盤へと突入した。

追加点がほしいヤマハは敵陣へと攻め込むが、決定的チャンスが作れず、
今度はNTTドコモが自陣深くへ攻め込んできた。
気迫のタックルでミスを誘っては攻め返し、最後の最後まで激しい攻防が続く中、
NTTドコモにゴールラインを割らすことなくそのままノーサイドを迎えた。

3試合ぶり。
なんとしてもほしかった勝利は、チームメイトと分かち合い、
たくさんの人に届けたかった勝利。

ヤマハスタイルを信じ、遂行すれば必然の勝利だった。
リーグ戦残り1試合、そしてトーナメントに向けて確信した。
80分間それができれば、チャンピオンへの道が開ける。

だから今日からまた一人一人の力でヤマハスタイルを大きく、強くしていく。


【プレビュー・注目選手】はこちら

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試合後インタビュー

■堀川監督
なかなかチームが苦しい状況の中、今日の試合を戦ってくれた23名の選手は
誇りを持ってプレーしてくれたと思います。
しかしながら、自分たちのスタイルを遂行できたのは、前半と後半10分くらいまでで、
主導権が転がってきても相手に自ら渡してしまうような場面もありましたので、
改善が必要だと思っています。
ヤマハスタイルを遂行することがどういうことか、選手たち自身が感じてくれたと思いますので、
今日の課題をさらに改善していきたいと思います。

■大戸キャプテン
このような状況の中、試合を開催してくださった関係者の皆様、
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
まだまだ改善点がありますので、伸びしろと考えていきたいと思いますが、
前回の敗戦からどう挽回するかという点においては前進できたのではないかと思います。
強いヤマハを見せることができるよう、またよい準備をしていきたいと思います。

■伊藤選手
相手がどのチームというよりは、自分たちのスタイルをやり切ると
いうことにフォーカスしてプレーすることができました。
後半規律が少し乱れたところはありましたが、選手間でも話をしながら、
ペナルティにも気をつけてプレーできたと思います。
モールでのトライをはじめ準備をしてきたことが出せて、
スコアに繋げ、勝利する事ができてよかったです。

■五郎丸選手
先週神戸製鋼とのBチームの試合に出場し、
しっかりコンディションを整えてこの試合に臨むことができました。
連敗をしていましたので、チームが苦しい中で、
長くヤマハにいる人間としてしっかりとチームをいい方向に向けるため、
まずは勝つことを優先に、フォワードを戦わせるためにエリアを前に出すことが
自分の仕事だったので、80分間通してその仕事ができたと思います。
まだこれからトーナメントがありますが、
今日はまず勝てたことを評価したいと思います。

試合詳細・メンバー

ヤマハ発動機ジュビロ   NTTドコモ
前半 後半 内訳 前半 後半

4

0 T 1 2
3 0 G 1 2
0 1 PT 0 0
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0

26 7 7 14
33 合計 21
ヤマハ発動機ジュビロ

1

山本 幸輝
2 平川 隼也
3 伊藤 平一郎
4 マリー・ダグラス
5 ヘル ウヴェ
(6) 大戸 裕矢
7 松本 力哉
8 クワッガ・スミス
9 吉沢 文洋
10 清原 祥
11 マロ・ツイタマ
12 白井 吾士矛
13 石塚 弘章
14 シオネ・トゥイプロトゥ
15 五郎丸 歩
16 江口 晃平
17 植木 悠治
18 大塚 健太
19 粟田 祥平
20 パディ・バトラー
21 篭島 優輝
22 ジェイデン・ナーマヌ
23 中井 健人

交替・入替
種類 時間 背番号

入替

後半17分 1→17
入替 後半24分 12→22
入替 後半31分 4→20
交替 後半31分 6→19
入替 後半36分 9→21
入替 後半37分 2→16
入替 後半37分 3→18

NTTドコモ

1

岡部 瞬
2 牛原 寛章
3 北島 大
4 小島 佑太
(5) ローレンス・エラスマス
6 ヴィンピー・ファンデルヴァルト
7 佐藤 大朗
8 杉下 暢
9 TJ・ペレナラ
10 川向 瑛
11 茂野 洸気
12 サミソ二・トゥア
13 ベンジャミン・ソーンダース
14 ラリー・スルンガ
15 マカゾレ・マピンピ
16 フランコ・マレー
17 西川 和眞
18 杉本 達郎
19 藤田 達成
20 大椙 慎也
21 浜野 達也
22 パエア ミフィポセチ
23 小林 正旗

交替・入替
種類 時間 背番号

入替

後半9分 3→18
入替 後半24分 1→17
入替 後半24分 10→21
入替 後半25分 2→16
入替 後半28分 8→20
入替 後半28分 14→23
入替 後半31分 13→22
入替 後半34分 5→19

得点経過

前半 チーム 選手 種類 得点

5分

ヤマハ発動機 (5)ヘルウヴェ T 5-0
6分 ヤマハ発動機 (15)五郎丸歩 G 7-0
12分 ヤマハ発動機 (14)シオネ・トゥイプロトゥ T 12-0
13分 ヤマハ発動機 (15)五郎丸歩 Gx 12-0
14分 ヤマハ発動機 (13)石塚弘章 T 17-0
16分 ヤマハ発動機 (15)五郎丸歩 G 19-0
20分 NTTドコモ (3)北島大 T 19-5
21分 NTTドコモ (10)川向瑛 G 19-7
37分 ヤマハ発動機 (3)伊藤平一郎 T 24-7
39分 ヤマハ発動機 (15)五郎丸歩 G 26-7

後半 チーム 選手 種類 得点

6分

ヤマハ発動機 PT 33-7
8分 NTTドコモ (12)サミソ二・トゥア T 33-12
9分 NTTドコモ (10)川向瑛 G 33-14
11分 NTTドコモ (5)サミソ二・トゥローレンス・エラスマス T 33-19
12分 NTTドコモ (10)川向瑛 G 33-21

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