【マッチサマリー】
　11月は国際試合期間のため、トップリーグは一時休止に。その期間を利用して強化試合を早稲田大学と行った。

　早稲田大学のキックオフで試合が始まる。FWが優勢のヤマハは序盤からボールを保持して、前進。前半8分に連続攻撃から37歳の大ベテラン田村選手がトライを決めて先制する。13分には、この日がヤマハメンバーとして初の試合となるバードゥル選手がトライを決め、貫禄を見せる。34分、連続攻撃からゲームキャプテンの松本選手が力強い突進を見せてトライ。石塚選手のゴールも決まり、17-0で前半を終える。

　後半はヤマハのキックオフで試合が再開される。早大が果敢にアタックを試みるが、バードゥル選手が密集から相手ボールを奪い、そのボールを受けた清原選手が中央を突破してトライ。清原選手がゴールも決めて、24-0とリードを広げる。13分にヤマハの早い展開から松本選手がトライ。19分、ラインアウトからのモールを押し込み、名嘉選手のトライが続き、35分には連続攻撃から斉田選手がトライを決め、相手陣でのゲームを続けた。

　早大も残り時間5分にヤマハ陣に攻め込む意地を見せるが、ヤマハがボールを奪い返すと自陣から展開。丁寧にボールを運び、最後は松本選手が自身この日3つ目となるトライを右中間決め、清原選手がコンバージョンゴール（トライ後のゴールキック）を成功させ、最終スコアを50-0として試合を終えた。

　試合後、清宮監督は「今日は田村選手がヤマハに入って初トライ、ヨハンもけがから復帰、松本選手のリーダーシップも良く、12月に向けて良い方向に進んでいる」と目を細めていた。