2013夏季練習試合 第4節 第4戦

ＦＷが奮起、8トライ奪うもゴール差で惜敗

　ヤマハ発動機ジュビロＢチームは3日前、キヤノンイーグルスと対戦し、8トライ奪い8トライ奪われる"乱打戦"を演じ、「セットプレーはヤマハが勝ったが、モールではキヤノンが上回っていた」（フォラウゲームキャプテン）とＦＷに課題を残していた。

　天然芝が美しい網走スポーツフィールドに舞台を移し、正午にヤマハのキックオフで試合開始。クリシュナン選手の突破からチャンスを作り、相手反則を誘う展開になるも、得点が奪えない。

　12分と15分に攻め込みながらもミスから逆襲され、トライを奪われ0-14となる。流れを取り戻したのは18分、ラインアウトから展開し、右中間にフォラウ選手が飛び込みトライ。続けて22分はスクラムから連続攻撃し、伊東力選手がトライ。さらに38分、スクラムで圧力をかけ、相手反則を誘う。モールを押し込んで、ベテラン田村選手がトライし、17-14と逆転に成功する。

　後半3分、ラインアウトからのモールを押しこみフォラウ選手がトライし、22-14とする。しかし、すぐに7人制日本代表として活躍したサントリーの長野選手にトライを許し、宮本選手のゴールが決まり、22-21と1点差に詰め寄られる。

　14分、ヤマハＦＷは相手スクラムを奪い、最後はフォラウ選手がハットトリックとなる3つ目のトライを決めた。遠藤選手のゴール成功により29-21に。

　グラウンドを広く使う両チーム、疲れが見え出したのは後半20分あたりから。ここから"乱打戦"となる。ヤマハはクリシュナン選手がトライすると、サントリーは快速ランナーたちが連続で3トライ奪い、34-42と逆転される。

　38分にフォラウ選手がラインアウトから得たボールを持って突進、4つ目のトライを決め、39-42とする。

　するとサントリーがすぐに1トライ奪い、39-49と再び10点差に戻される。ここでノーサイドかと思われたがラストプレーに望みをかけ、曽我部選手がキック。追いかけたフィリピン代表のオリビエ選手が執念のトライを左隅に決める。トライ数で上回るも、ゴールの差で44-49でノーサイドとなった。