2013春季練習試合 第3戦

反則からリズムをつかめずホーム初戦は黒星に

　春季練習試合の第3戦はトップリーグに返り咲いた豊田自動織機を地元・磐田市に迎えてのホームゲーム。今にも雨が降り出しそうな天候にも関わらず、約300名の観衆が見守る中で午後3時にキックオフを迎えた。

　キックオフから豊田自動織機FWがボールを支配し、前半4分にスクラムでの反則を得た豊田自動織機FWがすぐに突進、先制トライを奪い、0-5とする。その後、曽我部選手のキックで豊田自動織機陣に入るチャンスもあったが、得点に結びつかない。

　32分、豊田自動織機スクラムからラック、再び宇佐美選手がトライを決め、かつてヤマハ発動機ジュビロのセンターとして活躍した元日本代表の大西選手のゴールも成功し、0-12とリードを広げられる。

　前半終了間際にヤマハBKが自陣から展開し、遠藤選手が大きくゲイン。徐選手がゴール前まで快速で運び、ラックから出たボールを曽我部選手がゆるやかなキックを蹴りこむ。今期ブレイク間違いなしの伊東（力）選手がしっかりとボールをキャッチしてトライ。5-12で前半を終える。

　後半にヤマハは名嘉副将らを投入。しかし、豊田自動織機の勢いは止まらず、後半開始からヤマハ陣でのゲームが続く。19分、豊田自動織機のモールから宇佐美選手がこの日3つ目のトライを決め、大西選手のゴールも成功し、5-19となる。

　続く22分にも豊田自動織機にトライを許し、5-26となり、26分にも浪岡選手にトライを決められ、5-33とリードを広げられる。ヤマハはスクラムを基点に反撃にでるも、押し込んだモールで反則を取られるなど、得点に結びつけられない場面が目立った。

　37分に途中出場の大田尾選手が相手ディフェンスの間にグラバーキック（ゴロキック）を転がし、三角選手がトライ。大田尾選手のゴールも成功し、12-33とするも、追加点を奪えず、試合終了となった。

☆80分フル出場した山本幸輝宣選手（プロップ）
「前半は自分の強みであるスクラムでチームに貢献できませんでしたが、後半からはスクラムで相手が反則せざるを得ない状況をつくることが出来るなど、修正できた場面を作ることができたのは自信につながります。しかし、スコアでは相手を圧倒できず、このような結果となり、もっとトレーニングしなければと思います。」

　■画像は先発出場したベテランのスクラムハーフ、小池選手