2013春季練習試合 第1戦

新人選手が躍動、三村主将の初陣を勝利で飾る

　2013年度の最初の対外試合は今シーズンよりトップリーグに返り咲くクボタスピアーズとの練習試合。三村選手にとっては主将として、4月に入団した堀江選手らにとっては社会人としての第一歩となる初戦を千葉県のクボタ船橋グラウンドにて迎えた。

 午後2時、クボタのキックオフで試合が始まる。自陣から展開したヤマハだが、開始3分にフルバックの工藤選手が負傷退場となる波乱の幕開けとなった。徐選手がフルバックに入る臨時の布陣で試合を再開する。

　7分、その徐選手が相手ディフェンスをひきつけてパスを放し、伊東（力）選手が先制トライを右隅に決める。22分にクボタにトライを許し、5-5の同点となる。

　ヤマハは八木下選手を基点にラインアウトからボールを奪い、徐々にペースをつかみ、32分に相手ゴール前のスクラムを押し込むと、最後はスタンドオフの曽我部選手が相手ディフェンスの合間を潜り抜けてトライ。曽我部選手のゴールも成功し、12-5で前半を終える。

　後半、ヤマハはフォワード選手を総入替えし、ジュニアジャパンで活躍した山本（幸）選手や堀江選手ら若手選手が登場する。

　ヤマハのキックオフボールをベテランの笠原選手が奪うと、勢いよく相手陣に攻め入る。4分、堀江選手の豪快な突進から、三角選手がトライを中央に決める。曽我部選手のゴールも決まり19-5と会心の立ち上がりを見せる。

　8分にはオリビエ選手の突破から、最後は日野選手がトライを決め、曽我部選手のゴールも成功し、26-5とし、さらに13分にもオリビエ選手が快走、最後は練習生として試合に出場した山本将太選手（大産大出身）がトライを決め、31-5と試合の主導権を握った。

　19分、31分と連続してクボタにトライを許し、31-19と迫られるが、後半33分にフルバックのポジションに入った伊東（力）選手が相手キックのボールをキャッチすると、カウンター攻撃を仕掛け、緩急あるランニングから相手ディフェンス網を突破し、大山選手からリターンパスを受けてトライ。相手ペースになりかけた試合の流れを断ち切る追加点を上げ36-19とする。

　37分にクボタにトライを奪われ、36-24と再び追い上げられるが、ベテラン小池選手の好タックルでピンチを防ぐと、相手が落球したボールをオリビエ選手が拾い、60ｍの独走トライを見せ、最後は山本（将）選手がゴールを決めて43-24とし、三村主将の初陣を勝利で飾った。

【前半出場メンバー】
1.岸　2.名嘉　3.田村　4.松本　5.大戸　6.八木下　7.三村（主将）　8.フォラウ
9.池町　10.曽我部　11.オリビエ　12.三角　13.宮澤　14.伊東（力）　15.工藤

【後半出場メンバー】
1.山川　2.日野　3.山本（幸）　4.西　5.笠原　6.斉田　7.山路　8.堀江
9.青木　10.曽我部→三角　11.オリビエ　12.三角→※山本（将）　13.宮澤　14.※山本（将）→大山　15.伊東（力）　※山本（将）選手は練習生選手