マイクロソフトカップ 第1戦

リーグ戦ではロスタイムにサントリーに1点差で逆転勝利した堀川ジュビロ。プレーオフでの対決は、木曽主将と久保選手の大型FWを欠く苦しい布陣での再戦となりました。しかし、ベテラン勝又選手や村田選手を中心によくまとまり、前半は13－22とリードされるも拮抗した展開に。
後半の立ち上がりにサントリーにトライを奪われ、なかなか主導権を握ることができないジュビロ。「同じ反則の繰り返し」から、FWの核であるフェヌキタウ選手が10分間の一時退場に追いやられ、その間にサントリーは日本代表の小野澤選手のトライなどにより20－40と20点差にリードを広げられてしまいます。
しかし、ここからゲームが劇的に動きます。後半30分すぎから、大田尾選手の巧みなリードと佐藤選手の積極的なランニングから反撃開始。FWがモールを押し込んで中林選手がトライを奪えば、その2分後にはウイングの永本選手がインゴールに飛び込み、その直後にはレーニー選手が中央にトライと、僅か5分の間に3トライをあげて39－40に追い上げます。しかし、最後はサントリーの必死のディフェンスを崩せず、ノーサイド。今回は1点差でサントリーに勝利の女神が微笑む結果となりました。
堀川監督「イメージしていたグラウンドを広く使う攻撃はできた。しかし、最後の最後で基本プレーの精度が甘く、その差が勝敗を分けた。基本の大切さを、次回の日本選手権に生かし、再びヤマハが成し遂げていない、日本一のタイトルに挑みたい」