2006-2007年度 トップリーグ 第8節

サックスブルー一色に染まったヤマハスタジアム。その大声援の後押しを受け、ウィリアム選手が先制トライを上げれば、レーニー選手がゴールをきっちりと決めて最高の立ち上がりに。しかし、三洋電機は日本代表のウイング、三宅選手と北川選手がチャンスをつくり、あっさりとヤマハゴールを陥れ、前半は10-17と三洋電機のリードで終えます。
後半は我慢比べの展開に。転機が訪れたのは後半15分、ウィリアムス選手がイエローカードで一時退場に。一人少ないジュビロは「むしろ積極的に攻め続けることを指示した」（堀川監督）、一方、三洋電機は「誤算は、あの時間帯にキックを中心に手堅い戦法を取ったこと」（三洋電機：宮本監督）。この采配が勝負の分かれ目となり、後半 20分にFBレーニー選手が中央突破のトライを決め、さらに後半24分にPGをレーニー選手が決め、20-17と試合の流れをジュビロに呼び戻します。その後、三洋電機のトニー・ブラウン選手にPGを決められ、一時は20-23と逆転されましたが、残り少ない時間帯も「とにかくアタックし続けよう」と檄を飛ばしたキャプテンの木曽選手が自ら三洋電機ゴールに飛び込む逆転トライで25-23とシーソーゲームに決着をつけました。
ヤマハ発動機ジュビロ、嬉しい今季初のホーム勝利です。