2006-2007年度 トップリーグ 第7節

前半は風下に立ったジュビロ。前半から果敢にバックスへボールを展開し、辻井選手、ウィリアムス選手の連続トライで一時は逆転に成功する好調な試合運び。しかし、東芝もひとたびボールを持つや、一気に得点に結びつける精度の高いラグビーで応酬。17－17と共に3トライ１ゴールずつで前半を終了しました。
後半は、まさに日本最高峰リーグの名にふさわしい濃厚な時間に。開始早々に東芝がトライを奪えば、風を味方につけたジュビロは、後半27分にFBレイニー選手が鋭いステップでディフェンス網を突破しトライ。22－24と東芝を追い詰めます。後半32分にFBレイニー選手が再びインゴールに飛び込み、29－24と逆転に成功。しかし、そこから東芝も連続攻撃からトライを奪い、29－31と王者の意地を見せます。その直後に、今度はウィリアムス選手がPGを決め32－31と再び逆転。 そして迎えたロスタイム。ジュビロは痛恨の反則を取られ、東芝がPGを成功。32－34と王者が勝利を手中に収めたかのようなムードがスタジアム全体に広がります。「最後まで全員が諦めなかった」（木曽主将）その執念が実り、終了間際に東芝の反則から、ウィリアムス選手が PG を軽やかにクロスバー。35－34でヤマハ発動機ジュビロが首位の東芝に初黒星をつけました。また、この試合はヤマハ発動機ラグビー部として、初めて東芝から勝利した歴史的な一勝です。