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Vol.5:小林千穂さん(前編)

「矢富笑店」の2010年度バージョンです。2010年も矢富選手の軽快でいて、核心を鋭く突くトークをお楽しみください。

続・矢富笑店 Vol.5:小林千穂さん(前編)

小林 千穂 こばやし ちほ

ラジオDJ・フリーアナンサー
1975年静岡県藤枝市出身 フリーアナウンサー歴12年。
学生の頃聞いたラジオ番組「坂上みきのディアフレンズ」で、「ラジオ版徹子の部屋みたい!こういう事がしたい!」と思い立ち今に至る。子供の頃から好奇心旺盛で、興味を持ったら即行動!モットーは「食べず嫌い、聞かず嫌い、見ず嫌いはしない」大好きな音楽、スポーツ、舞台など「生」で観る事を生活のド真ん中にして生きるパワフルウーマン。

小林さんを知ろう。

矢富 ● 今日は宜しくお願いします。最初に、今回のテーマは初の女性ゲストなんですよ。しかも、去年のシリーズでも男ばっかりで女性は一人も出演してないんですよね。

小林 ● おぉー!いいでんすかね?(笑)

矢富 ● こっちこそいいんですかね? っということで、話しを進めていきたいと思います。

矢富 ● 最初に、小林さんを読者のみなさんに知ってもらいたいと思います。なので、小林さんについて少し調べてきました。出身地は藤枝市なんですよね?

小林 ● そうなんです。

2010年サッカーW杯南ア大会開催中
に収録しました

矢富 ● あの、サッカーの長谷部選手も藤枝市出身で、藤枝の星って小林さんのブログにのっていました。なんかサッカーのことばっかり載ってましたよ。

小林 ● あはは(笑)。そうなんですよ!いまはサッカーワールドカップ中ですからね。

矢富 ● ですよね。自分も見てましたよ。めっちゃ感動しましたね。まあ、夜中に試合なんで次の日かなりしんどかったですけど。小林さんは多趣味ですよね? なんかすごいですよね、絵を描く、刺繍、サーフィン、スポーツ観戦に幅広いなと。

小林 ● いや、ちょっと見栄を張っています(笑)。 やってないこともいっぱいありますよね。

矢富 ● 絵は描かはるんすか?

小林 ● 本格的に油絵とかじゃなくて、より落書きに近い感じですね。

矢富 ● 面白いなと思いながら項目を見てました(笑)。趣味の話は少し置いといて、特技のとこが創造と想像って書いてあって、これを見て絵を描いたりとか、刺繍するのが好きなんに結び付けていまして。

小林 ● 刺繍はぶっちゃけ、ちょっと今はやってないですね(笑)。ごめんなさい。

矢富 ● あはは(笑)。でも特技が『想像と創造』ってカッコイイと思ってました。

小林 ● そうですね。想像と創造。まあ物を作るって事と、イメージするのが好きなんですね。いろいろと。

矢富 ● 妄想ってことですか…?

小林 ● うーん。妄想も好きですけど、もっとなんかこうしたらああなるかなとか、もっと現実的な感じ。なんかあの人と結婚したらこうなるとか、そんなんじゃなくてね(笑)。

矢富 ● なるほど。でも特技が想像と創造はホンマにいいですね。カッコイイです。

スポーツ好きの小林さん

サーフィンは肌に合わなかった? 矢富選手

矢富 ● 特技の話に戻ります。サーフィンもやらはるんですか?

小林 ● 夏限定ですね。オールシーズンはやらないですね。

矢富 ● ラグビー部の選手たちと一緒ですね。自分も何回サーフィンしたんですが、全く波に乗れなかったんですが、波には乗れるんですか?

小林 ● 一応乗れるには乗れます。私は本当に初心者レベルの危険を冒さない程度でやっているので(笑)。怪我とか怖い思いするのは嫌なんですよ。でも好きです。なんか、海とか太陽とか単純なものが好きなんですよね。

矢富 ● なんか、それは小林さんと話していると分かる気します(笑)。あとは、スポーツ観戦なんですが、これはブログを見ても分かりますし、自分の試合も観に来てもらったんで、分かるんですが。

小林 ● そうなんですよ。本当にスポーツを観戦するのが好きで、ラグビーも見に行かせてもらったんですけど、本当に面白くて!

矢富 ● ありがとうございます。もっとラグビーが面白いというてください。あと、今年も是非見に来てください!

仕事との出会い

矢富 ● いまはラジオのお仕事をされていますが、何故、今の仕事を選んだんですか?

小林 ● そもそもは、子供の時に人前に出て、目立ちたいっていうのがあって、でもそれは子供の時に終わったんですよ。その次には中学生ぐらいのときかな、アナウンサーになりたくなって、でもそれは本気じゃなくて、アナウンサーは素敵だし可愛いなっていう感じで。それで、大学生になって、周りにたくさんバンドを組んでいる友人がいて、それでライブとか、DJのイベントを見に行ったりするのが日常生活で当たり前になったんですよ。そういう世界にすごくはまったんですよ。

矢富 ● なるほど。 小林 ● ただ、はまった時に自分が音楽をやりたいと思う人がいる一方で、私は音楽作る才能もないし楽器もできないので、だから自然とアーティストを紹介するというのか、そういう職業につきたいと自然に思い始めたんですよ。それで、ラジオのDJっていう職業があるのを知って、ラジオと音楽は密接だから、音楽が好きでラジオに入った感じかな。

矢富 ● なるべくしてなった感じですね。

小林 ● そうですね。音楽にめちゃめちゃはまったんですよね。周りに音楽マニアみたいな人がいっぱいいたし、ライブに行くのが趣味になっちゃったんですよ。バイト代は全部CDの購入代になっちゃうみたいな。興味をもったら全部聞きたくなっちゃって。なんでも聞きたい、なんでも知りたいっていう時期が学生の時にあったんですよね。だから自然と、ラジオのDJになるにはどうしたらいいかを考えていましたね。

DJ小林千恵が出来るまで

矢富 ● じゃあ、学生終わってすぐにDJになったんですか? 他の職業をやらなかったんですか?

小林 ● 名古屋の大学にいたんだけど、卒業して、そういう世界に入りたいっていうのが漠然としてあったの。でも、どうして良いのか分からなくて、とりあえずアナウンサーになろうと思って、テレビ局とか、ラジオ局に正社員で入ろうと思って受けたんだけど、倍率もすごかったから結局駄目で、それからどうしようと思っていたら、当時HMVっていうレコードショップがあって、CDを紹介するDJのお姉さんがいたの。

矢富 ● HMVは有名ですね。

名古屋のFM局からキャリアを
スタートさせた小林さん

小林 ● その時に私はこのお姉さんみたいになりたいって思って、そのお姉さんに直接、こういう仕事をするにはどうしたらいいかを尋ねたの。そしたら、そのお姉さんが名古屋のタレント事務所に入っていて、そこに入って私はこういう仕事しているよ、と教えてくれて。そのお姉さんが『実は名古屋のFM局でちょっと番組しているから見に来る?』と誘ってくれて。

矢富 ● それはチャンス到来! でも、いきなりは、ちょっとビビりますよね?

小林 ● もう行く!行く!と(笑)。当時は19歳や20歳の時で、行った時にそこで出会ったプロデューサーやディレクターの方たちが、私が大学を卒業した後に、オーディションを受けにいったら覚えていてくれて、あの時の子だよねって。それで、ちょっと気にしてくれて、それだけやりたいんだったらみたいな。熱意とか色々通じたかわからないですが、それがきっかけで、名古屋のFM局でしゃべったのが初めてかな。熱意ですよ(笑)。

矢富 ● 今ね・・・熱意はハンパなく伝わりましたよ(笑)。 もうビリビリときましたよ。

小林 ● その当時は、インターネットとかないから、自分で見つけることに必死で(笑)。

矢富 ● これは為になる話やと思いますよ。今はインターネットで調べたら、なんでも見つけられるから、自分で調べる人が少ない。でも、ホンマに凄いですよね、自分の力でチャンスを掴み取ったみたいな。やっぱり、思いが強ければ夢は叶いますね。いやぁ~、これは良い話っす。

ラジオの魅力

矢富 ● 自分はラジオをあんまり聴かないんで、魅力を教えて欲しいと思うんですが。

小林 ● いまは、テレビとか雑誌とかで、いろいろな情報を見て聞いたり出来るじゃないですか? でも、ラジオは音だけなので想像を掻き立てる。この人はどういう人なんだろうとか、ゲストがラジオの出て来ると、この人テレビで見たことあるけど、ラジオだと印象が違うとか、こんなしゃべるんだぁと、そんな感じで私はラジオを聴いていたから、なんかそんな感じでラジオでしか知れないような、ラジオ番組を作りたいなと。『徹子の部屋』のラジオ版みたいな。

矢富 ● 『徹子の部屋』のラジオ版っておもろそうですね。僕も『勇毅の部屋』やろう(笑)。

小林 ● ラジオでしか聞けないことがあるので、そういう所を楽しんでもらいたいなと。想像することが今の人達は少なくなってきていると思うので。創造する力が育まれる気がします。

矢富 ● それは分かりますね。凄く納得できます。

小林 ● 私が発言することで面白いと思う人もいれば、むかつく人と感じる人もいると思うんですけど、それって、人によって色々な考えがあるからこそ。でも、それは音という情報だけだからこそ感じやすい部分だと思うし、それが魅力かな。

矢富 ● なるほど! でも、ラジオはどういう時に聴いたらいいんですかね?

小林 ● ラジオのリスナーさんって、トラックの運転手さんが多い。それって一人で運転したりしていると、無性に人の声が聴きたくなったりするからだと思うんですよ。私もそうなんですけれど、一人でドライブしている時に、誰かの声が聴きたくなったりしません? その時にラジオはテレビと違って、凄く近い存在に感じるんですよ。誰かの声が聴きたくなったりした時に、ラジオのスイッチを押してくれたらいいと思いますよ。

矢富 ● 今日そっこう聴きます(笑)。 駐車場に車停めて聴きますよ。孤独を感じたら即ラジオ!

今回は前編・後編の2部構成。
気になる後編は間もなく公開いたします、お楽しみに!!

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