2013夏季練習試合 第1節 第1戦

サウ選手と五郎丸選手の「日本代表組」が存在感、夏季初戦を飾る

　春の東芝戦以来、約1ヶ月ぶりの実戦となった夏季強化試合の初戦はNTTドコモと対戦。ヤマハは日本代表組のサウ選手と五郎丸選手が先発メンバー入りし、現状のベストメンバーで試合に挑んだ。

　ヤマハのキックオフで試合が開始された。ドコモの連続攻撃をディフェンスからボールを奪い戻し、大田尾選手のパスを受けた徐選手が開始1分に左隅にトライ。先制点を奪う好スタートを切った。

　9分にドコモにトライを奪われるが、16分にドコモのラインアウトからの展開を、再びディフェンスからボールを奪いかえし、今度は大田尾選手からパスを受けた五郎丸選手がトライ、五郎丸選手の今年度ヤマハとしての初ゴールも決まり、12-5となる。

　20分には池町選手の突破から相手陣に入り、ヤマハボールのラインアウトから三村主将がトライ。さらに24分には大戸選手が果敢に突進、最後はサウ選手が右隅にトライを決め、24-5に。続けて35分にはフォラウ選手が力強い突進をみせ、FWが後ろから押し込んでドコモゴールラインになだれ込みトライ。31-5とリードを広げた。

しかし、前半終了間際にドコモにトライを許し、31-12で前半を終えた。

　後半にけがから復帰した10年目の仲谷選手と、南半球の最高峰リーグ「スーパーラグビー」に8試合出場したトゥイアリイ選手が出場。わずか1分でトゥイアリイ選手が左隅にトライを決め、五郎丸選手のゴールも成功し、38-12と後半も先制点を奪う。

　6分にミスからドコモにトライを許すが、8分にラインアウトからのモールを押し込み、最後は堀江選手がトライし、盛り返す。22分、相手のキックしたボールにいち早く反応したフッカーの日野選手がボールをひろい、カウンター攻撃にでる。そのボールを伊東（力）選手やピウタウ選手らがつなぎ、最後は徐選手がこの日2つ目となるトライを鮮やかに中央に決め、五郎丸選手のゴールも決まり、52-19と50点台に到達する。

　この後、ドコモが千布選手らを中心に激しいアタックを見せ、ヤマハはディフェンス一辺倒の時間帯が続く。幾度かピンチの場面もあったが、得点を与えず、逆に終盤に入るとスクラムから相手陣に攻め込み、最後はベテラン仲谷選手がゴールポスト真下にトライ。五郎丸選手のゴールも決まり、59-19で夏季強化試合の初戦を勝利で飾った。

※画像は先制トライを決めた徐選手